身体的フレイル予防に 「ゆる〜い筋トレ」
中高年こそ筋トレ

身体的フレイル予防に大切なのが筋トレです。下半身は40代から、上半身は60代から衰え始めるので、中高年こそ筋トレすべきなのです。60才を超えてから筋トレなんて無理と思われがちですが、強い負荷をかける必要はありません。運動の強度を落として、その分回数を多くすればよいのです。

ゆるく回数を増やそう

強度の高いトレーニングを少ない回数やった時と、強度を低くしてそのぶん回数を多くやった場合を比較すると、筋肉量の増加率に大きな差は見られません。筋トレを無理なく数多くこなすには、生活の中にトレーニングを組み込むのがおススメです。例えば、椅子やトイレの便座に座る際に、意識的にゆっくりと腰を落として太ももと尻に負荷をかける等を実践してみましょう。上半身のトレーニングとしては、買い物帰りにエコバッグを持ち上げゆっくり下ろすといった動きをしてみるのが効果的です。

立つ習慣をつける

最近「座りすぎは不健康になる」と盛んに言われています。単に筋肉が弱るだけでなく、心血管疾患、エコノミークラス症候群、糖尿病など、さまざまな病気の疾病率が上がります。座り過ぎにならないために有効な方法は、シンプルに「定期的に立つ」ことです。理想は30分に1回、最低でも1時間に1回のペースで立ち上がると、座り過ぎリスクを減らせます。さらに、「座る状態から立つ」動作でふくらはぎの筋肉が動かされます。この動作はスクワットと同様の動きで太ももに刺激を与えられるのです。

歩幅も大切

「歩幅」も大切です。歩幅が狭い人は3倍以上も認知症の発症リスクが高いのです。歩幅が狭くなる要因の1つは筋肉の衰えですが、もう1つは神経回路の伝達に問題が生じている可能性です。脳から体への指令がスムーズに伝わらず、思うように体が動かせず歩幅が狭くなります。普段から歩幅を広げるように意識して歩くことで、脳の神経回路に刺激を与えられるのです。

    

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