太りやすい季節の前に…基礎代謝を上げておく
冬に脂肪を蓄える

人は冬になると太りやすくなります。そもそも動物は冬に向けて体脂肪をためる生理的リズムを持っています。人間も動物ですから、秋から冬にかけて体重が増えやすいリズムになっています。昔は寒さから身体を守るために、冬に脂肪を蓄えることが必要だったのです。

大切なのは基礎代謝

しかし、暖房が完備されて防寒服も発達している現代では、気をつけないと体重は増えていく一方となります。しかも、12〜1月は忘年会や新年会などが続いてカロリー摂取が多くなりがちです。太りやすい冬になる前に太りにくい体質にしておくことが大切です。そのために大切なのが基礎代謝です。冬になると少し基礎代謝が落ちるので、秋頃から意識して基礎代謝を上げる努力をしましょう。まして、年齢を重ねるごとに基礎代謝は減少していくので、年をとればとるほど基礎代謝を上げる努力が必要になります。

体温アップが効果的

基礎代謝アップに有効なのは体温を上げることです。体温が1度上がると基礎代謝が13%もアップすると言われています。逆に言えば、体温が低い人はそれだけ基礎代謝量が少ないのです。ぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、温まった後に足元に冷水をかけます。すると身体が冷えをなくそうとして、逆に熱を発散させて基礎代謝がアップします。血行が促進されて、しばらくすると足元がポカポカになり冷え性の改善にも役立ちます。

筋肉アップも効果あり

筋肉を増やすのも基礎代謝アップに良い方法です。筋肉は体温維持に必要な熱を発生させる重要な役割があります。基礎代謝とは、呼吸や体温維持等じっとしていても消費するエネルギーのことですが、1日の代謝量のうち約70%は基礎代謝が占めており、このうち約40%が筋肉による消費です。しかも、主に脂肪をエネルギー源としていて、筋肉をしっかりと動かすことで基礎代謝が増え、より多くの脂肪がエネルギーとして消費されるのです。

    

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