秋に習慣づけよう 「運動とリンパマッサージ」
寒くなる前に、動く習慣を

冬は寒さで動くのが億劫になり、消費カロリーも少なくなりがちです。あまり寒くない頃から意識して身体を動かすクセをつけましょう。日常生活の中に運動をうまく組み込むと長続きします。外を歩くのが苦にならない秋のうちから、例えばひと駅手前で降りて歩く距離を増やす、などがオススメです。

「ながら運動」がおすすめ

歩くだけではなく、通勤途中の駅などでエスカレーターやエレベーターを使っているところで階段を使うと軽い筋トレにもなります。さらに昼間も、職場で意識して階段を使いましょう。ちょっとした仕事の合間に椅子に座ったままでの筋トレやストレッチなども良いでしょう。色々と工夫すれば、すきま時間やながら時間で代謝を上げる動きができそうです。

夜にはゆったりマッサージ

寒さでむくみやすくなる冬の前に、寝る前などにリンパマッサージの習慣をつけると良いでしょう。リンパマッサージを行なう上で大切なことはマッサージの順番で、まず鎖骨から始めましょう。体じゅうのほとんどのリンパは左の鎖骨下で合流するので、ここはリンパが詰まりやすい部位です。最初にこの鎖骨の下にあるリンパ節をほぐすようにして流しておくと、他の部位をマッサージした時にリンパが流れやすくなります。

さする程度で

リンパは体中に網目のように張り巡らされていますが、すべてを把握するのはなかなか難しいです。目印になるのがリンパ節で、全身に800ほどのリンパ節がありますが、重要なリンパ節はそれほど多くないので覚えておきましょう。わきの下、アゴの下、腹部、ソケイ部、ヒザ裏、耳の前、肘にあります。マッサージと言うとグイッと押すイメージがありますが、リンパマッサージは違います。リンパ管は皮膚の表面に分布しているので、皮膚のみに圧や刺激が伝わる位の「やさしい圧力」で十分です。「押す」というよりは「さする」イメージに近いことを意識して行ないましょう。

    

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