必要不可欠・・・3つセットとデジタルコントロール
時間や作業を区切る

古代人の不安は、食料がない、危険な動物がそばにいる等はっきりとしたものでした。一方、現代人の不安は未来に対するぼんやりとしたものです。そうした不安は解消するのが難しいのです。解消するためには、あまり先のことまで考えすぎるよりも、今を大切にしましょう。特に、今やるべきことに対して時間や作業などを細かく区切ることが有効です。

3つをセットで

例えば、今日やり遂げたいことを3つ書き出します。それから、週ごとにやり遂げたいことを3つ書き出します。さらに、今月やり遂げたいことを3つ書き出しましょう。3つを書き出すのが効果的な理由は、人間の脳は一度に3〜5種類の情報しか処理できないからです。やることを3つに絞り込むと適切に処理しやすくなります。3つにするのは理にかなっているのです。

デジタルコントロール

日常的な不安を減らすためのカギとなるのが、デジタル環境、特にスマホ使用に対するコントロールです。ある調査結果では、スマホの使用時間が多いほど社会不安のレベルが高いと出ています。また、自宅でスマホを使い続ける人は仕事のストレスが回復しないといった報告もあります。デジタルデバイスが現代人のメンタルに負荷をかけているのは間違いありません。

デジタル断ち

デジタルデバイスの悪影響を避けるために意識したいのが、一定時間これらとのつながりを断つ、いわゆるデジタル断食です。実験研究によると、デジタル製品を断った直後は大きな悲しみに襲われますが、そのうち寂しさや退屈にかわり、しばらくすると穏やかな安らぎに変わるそうです。現代社会において長時間これらと断絶することは難しいでしょうが、少なくとも自身でコントロールできる状態にすること、例えば、触らない時間を作る、メールチェックの時間は決めておくなどの対処は必要でしょう。

    

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