自律神経を整えるために・・・良いこと悪いこと
呼吸が大切

怒りをコントロールするには自律神経を整えることが不可欠です。そのためには呼吸を意識することが大切です。呼吸が浅いと交感神経が優位になり、ちょっとしたことでイライラしやすくなります。ため息をつくのは悪いことと思われがちですが、大きなため息をつくとその後に入ってくる空気が自然と多くなり、身体のすみずみまで酸素が行き渡って自律神経が安定しやすくなります。ため息は無意識の防衛行動なのかもしれません。

吐く息を2倍長く

意識的に良い呼吸をするには、3〜4秒かけて鼻から息を吸い、6〜8秒で口からゆっくり長く息を吐きましょう。これを3分間続けます。息を吸うときに背筋を伸ばして、やや上を向くようにするとより多くの空気が吸い込めます。

色と香りの大きな影響

自律神経に大きな影響をあたえるのが色と香りです。一般的には緑や青が気持ちを落ち着かせ、赤やピンクは気持ちを高揚させると言われますが、一番大切なことは、自分が好きかどうか、心地よいと感じるかどうかです。匂いについても、ラベンダーやカモミールが心を落ち着かせる効果があると言われますが、これも自分が心地よいと感じる香りを嗅ぐことが大切です。

食も怒りに影響

消化器系に良くない、肥満になりやすいなど、暴飲暴食の悪影響は当たり前のことですが、怒りやイライラにも悪影響を及ぼします。暴飲暴食によって血糖値が急激に上がると、大量のインスリンが分泌されて血糖値は急降下します。自律神経は急激な変化に弱いので、このような血糖値の急激な変化によってバランスが乱れやすくなります。自律神経のバランスが乱れると、ささいなことでもイライラして怒りっぽくなるのです。

    

マガジン表紙へ