不安なことは書き出してみる・・・ノート活用術
人は不安になる生き物

人間の行動原理のなかで最も大きなものの1つは不安です。不安はもともと危険を予知し察知して行動するための本能だと考えられています。この不安があるからこそ人間は種を守ってこられたのです。そのような事情もあって、脳には不安になってしまう習性があります。

まずはネガティブなことも・・・

原因が分かっていない漠然とした不安は非常にストレスを与えます。やるべきことを明確にしないと、不安はどんどんふくれあがっていくのです。不安は何が原因で起きているのかを分析しましょう。不安をしっかりと認識するために良い方法がノートへの書きこみです。文字にすることで自分の心理状態と冷静に向き合い、分析することができます。まずはネガティブな状況や状態と向き合って、なぜ苦しいのか、どうしたらいいのか、ということと向き合うのです。

ネガティブから肯定へ

書くことでメンタルがすぐに持ち直すわけではありませんが、そのときどきのメンタルを分析することで対処方法も次第に見えてきます。そしてその後には、肯定的な言葉を意識して増やしていきます。簡単にやりやすいのは、「〜は嫌い」という言葉を減らし、代わりに「〜は好きではない」、または「〜が好き」という言葉を増やしていく方法です。

そして、目標へ

寝る前に1日を振り返って、一番失敗したことや嫌だったこと、一番感動したことや嬉しかったこと、明日の目標や一番関心のあることを、それぞれ1行ずつでいいからノートに書きましょう。これをやることで1日の自律神経の乱れがリセットされます。『イヤなこと→良いこと→目標』という流れで書くことで、モチベーションも効果的に引き上げられます。

    

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