やり方を間違うと悪い習慣になるのは…入浴


時間や温度に気を配ろう

生活習慣の中で、身体に良いものとして欠かせないのが入浴です。ただし、入浴にかける時間や温度などによっては、悪い習慣になってしまいます。お風呂に関する習慣は、何が身体に良いか、それがどのような効果があるのかを、しっかり理解をしておくことが大切です。

これが大切!

就寝の4時間前にぬるま湯に約30分浸かるのがとても効果的です。この入浴で体温が0.5〜1度上がり、就寝までに徐々に冷やされて入眠しやすくなります。38〜40℃のぬるめのお風呂に入ると、副交感神経の働きが高まり精神的に落ち着き、リラックスすることができるのです。これより温度が高くなると交感神経が優位に働き、逆に身体が興奮状態になってしまうので注意しましょう。さらにもう1つ大切なのがお風呂場の温度です。ぬるめで浸かってもお風呂場が寒いと身体が緊張してしまうので、最低でも22℃くらいの室温を保ちましょう。

朝には熱めのシャワー

朝は夜とは逆に、湯船には浸からずにシャワーを使うのが効果的です。42度以上の熱いお湯をかけることで、交感神経が優位となって活動的になることが出来ます。これで、寝ぼけた頭をシャキッとさせましょう。ただし、シャワーをいきなり頭の上からかけると心臓や血圧に負担をかけるので、足先や手先から徐々にかけるようにして、浴室も暖めておくことが大切です。

大切な生体リズム

こうすることによって、体内時計がリセットされて身体が目覚め、体内の生活リズムが活動の方向に向かいます。季節によって昼間の時間が変わるので、体内の一日のリズム(概日リズム)はぴったり24時間ではありません。そのままにしておくとリズムがずれていき、数日から数十日で昼夜が逆のリズムになる可能性もあるので、このずれを毎日調整した方が良いのです。そのためには、朝の早い時間に身体を目覚めさせるのがとても大切です。

    

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