日本人の食事にかける時間が減っています。早く食べることは不健康に直結する悪い習慣なので、食事は「ゆっくり」する習慣をつけましょう。食事が早くなっている原因の1つにあげられるのが、噛む回数の少なさです。戦前には一回の食事で噛む回数は平均で1420回だったのに対し、現代では620回にまで減っています。
健康維持に必要な栄養素を食物からしっかり取るには、よく噛んで食べることが大切です。「噛む」ことの効用を十分に引き出すには、歯ごたえのあるものをよく噛んで食べることが必要です。最低でも1口につき30回以上、出来る限り多く噛むようにしましょう。よく噛むと、本当に様々な効用があります。「噛む」ことは、健康と長寿の基礎といっても過言ではありません。