うま味だけでなく健康効果も ~出汁のすごさ~
見直されている和食

疲れが出やすい残暑には和食がおススメです。食の欧米化がすすみ、和食を食べる回数は減りつづけていましたが、ここのところ和食の良さが見直され始めています。和食にはいろいろと優れた点がありますが、まずは和食のベースに欠かせない出汁(だし)のスゴさがあげられます。

カツオ節に含まれるアミノ酸

だしをとる代表的な食材といえばカツオ節です。カツオ節の効能はいくつもありますが、なかでも素晴らしいのはアミノ酸が豊富なことです。アミノ酸はタンパク質のもとになるもので、しっかり摂っていなければ、疲れやすくなったり免疫力が低下したりします。人間に必要なアミノ酸は20種ありますが、そのうち体内で合成できず食品を通してとらざるを得ないアミノ酸が必須アミノ酸と呼ばれます。カツオ節には、この必須アミノ酸9種類がすべて含まれているのです。

他にもたくさんの効能

また、抗酸化ビタミンであるビタミンEが豊富に含まれ、活性酵素の発生や酸化を抑えることで免疫力を高めてくれます。さらに、カツオ節に含まれるペプチドという成分は疲労の原因となる乳酸を分解する酵素を増やしてくれる働きがあるので、カツオ節をしっかり摂ることで疲れにくく免疫力が高い状態を保てます。そして、必須アミノ酸のひとつであるトリプトファンは、健康にとって大敵となる不眠を解消する効果があります。カツオ節には毎日の生活を健康に暮らすために必要な要素がたくさん入っているのです。

合わせるとさらに…

カツオ節以外に、昆布やシイタケは出汁として使われ、それぞれに違った成分が含まれています。それぞれに体の良い成分やうまみ成分が豊富です。カツオ節に含まれるうま味はイノシン酸、昆布に含まれているうま味はグルタミン酸、干しシイタケに含まれているのはグアニル酸です。こうした成分は単独で使うよりも組み合わせることで強くなり、相乗効果があります。疲れやすい残暑の時期は出汁を効かせた和食を積極的に摂りましょう。

    

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