弱りやすい腸を手軽に整える −甘酒

胃腸が弱りがち

夏の終わり頃は体調不良を起こしがちです。その理由の1つは胃腸が弱りやすい時期だからです。気温が高く汗をかくため、冷たいものをたくさん飲んで胃腸が冷えて働きが悪くなりがちです。代謝が悪くなって、消化不良、胃もたれ、食欲不振などの症状を引き起こすのです。

身体への影響が大きい「腸」

さらに、室内はエアコンがきいているため、想像以上に体と胃腸が冷えている人も多いです。胃の調子が悪くなれば、それに引きずられるように腸も悪くなりがちで、腸の調子にも注意を払う必要があります。なぜ腸をケアすることが大切かといえば、腸は食べ物を消化し吸収して排泄するだけの器官ではないからです。最近の研究によって腸は体全体に大きな影響を与えることが分かっています。腸の内部には膨大な数の細菌が存在しさまざまな働きをしていて、免疫機能としての役割もあることが知られるようになりました。

おススメは甘酒

腸に対して良い影響を与えるのが発酵食品です。そして、夏に手軽に摂れる発酵食品としておススメなのが甘酒です。正月やひな祭りに飲むイメージですが、昔から暑い時期に飲まれていて、江戸の町では夏の風物詩として「甘酒」が俳句の夏の季語になるほどでした。江戸時代は夏の死亡率が一番高く、病人、老人、子どもをはじめ、大人でも無理が続くと暑さで体力が一気に低下し、亡くなる人が多かったのです。栄養たっぷりの甘酒は体力回復に効きめがあり、暑くても液体状で飲みやすく、栄養が吸収されやすかったのです。

なぜ体に良いの?

甘酒に含まれるブトウ糖は、麹菌によってすでに分解済みのため、効率よく体内にエネルギー源として吸収できます。アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなども豊富に含まれ、高い疲労回復効果があります。また、食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれ、腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きもあり、さらに、豊富に含まれるビタミンB群によって、肌の活性化効果も期待されます。

   

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