心疾患リスクを上げる…意外な原因とは?
生活リズムの乱れが影響

生活リズムの乱れは心臓に良くない影響を与えます。不規則な生活や夜更かしをすると心拍数が上昇し、心臓の冠動脈に負担をかけます。動脈硬化が進み冠動脈の血流が悪くなったり詰まったりして、狭心症や心筋梗塞などの発作が起こりやすくなるのです。それには自律神経が関係しています。

自律神経がきちんと働かないと

自律神経は交感神経が優位になると、心臓では心筋収縮力が強くなって心拍数が増える一方、全身の末梢血管は収縮します。そして、副交感神経が優位になると逆の状態になります。通常であれば昼間に交感神経が優位となり、心臓が活発になり血流も激しくなります。夜間には副交感神経が優位となり、心臓の動きも落ち着いていて全身の血流も穏やかになります。しかし、不規則な生活を続けると、自律神経のバランスが崩れ交感神経の興奮状態がなかなか治まらなくなり、心臓にかかる負担が大きくなるのです。

歯周病の悪影響

歯周病は単に口腔内の病気だけでなく、心臓病にも影響を与えます。動脈硬化を起こした血管内プラークを調べると歯周病の細菌が存在することが多くあります。動脈瘤の手術をした時にサンプルを取ってその瘤を調べてみても、歯周病菌が入っているのです。またアメリカのある研究では、60歳未満で歯周病が原因で骨が溶けるほど重症な人は、そうでない人と比べて2倍以上も心筋梗塞を発症しやすい、と報告されています。

歯周病菌が血管に入り込む

歯周病が心臓病に影響を与えている原因として、歯周病の原因菌は血管壁の細胞に付着して細胞に侵入する能力が高く、血管内に歯周病菌が入り込みやすく、心血管病を起こす誘因となると考えられています。他に、歯周組織の炎症が全身に炎症関連物質を増加させるという説を唱える研究者もいます。いずれにしろ、心臓を守るためには毎日の歯磨きが大切な習慣であることは間違いないので、毎日しっかり歯磨きする大切さを肝に銘じましょう。

    

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