すり減らさずに再生させよう -ヒザ関節-
軟骨は再生する

ヒザに痛みが出てしまう理由のうち一番多いのが、軟骨のすり減りです。軟骨は再生しないと勘違いされやすいですが、じつは軟骨を再生することは可能です。ただし軟骨の再生は、皮膚を切った時に血小板が傷口を防いでくれるような早い再生サイクルは期待できません。

ヒザの滑膜に刺激を

ヒザ関節を包んでいる関節包内側の滑膜からぬるぬるした関節液が分泌され、軟骨細胞に栄養を供給してくれます。ですから、軟骨が少しでも残っているなら、再生してくれるのです。そして、滑膜がしっかり働くようにすることが大切です。ヒザ関節を自然に動かすことで滑膜を伸び縮みさせて、滑膜に刺激を与えることが必要です。そのための動きが「片足揺らし」です。椅子に座り、両手の指を組んで片方の足のもも裏に入れます。片方の足を持ち上げて足をゆらゆら揺らしましょう。椅子から立ち上がる前や座り時間が長くなっている時などに定期的に、両脚を交互に行うと効果的です。

O脚はヒザを痛めやすい

日本人の9割がO脚といわれています。過体重などヒザに大きく負担をかける体型でなくても日本人にひざ痛の高齢者が多いのは、それが理由の1つなのかもしれません。O脚の人が普通に歩くと、膝関節の内側ばかりに荷重がかかり、軟骨がどんどんすり減ってしまいます。O脚の人は、O脚の人とは逆のX脚のように歩くと膝への負担を減らせます。

ポイントは足の親指

歩き方のポイントは、足の親指に力を入れることです。つま先をしっかり上げながら1歩を踏み出し、かかとから着地し、それから親指を着地させます。ひざの位置が足より内側にあることを必ず意識しましょう。小指は浮いているくらいでちょうどよく、小指を地面に着けずにまた次の1歩を踏み出しましょう。ちなみに、X脚であると自覚している人は、O脚の人とは逆に、小指側から着地するように気をつけるとヒザへの負担が減ります。

    

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