「寝つき悪い」を諦めない 〜寝る前の一工夫〜
半数以上が睡眠に悩み

現在「睡眠で休養が十分とれていない」人の割合は6割を超えていて、半数以上の人が睡眠に悩みを持っています。特に寝つきが良くない人が多くなっています。寝ようとしても寝つきにくくなっている理由の1つは、身体が眠りに入るのに適した状態になっていないからです。

体のコリが不眠のもと

オフィスワークばかりで昼間にあまり体を動かしていないと、夜に筋肉が硬いままとなっています。そして、この筋肉のコリがすんなり寝入るのに障害となっているのです。寝つきを良くするためには、コリをほぐす必要があります。固まった筋肉をほぐすのにおススメなのは軽いストレッチです。身体がリラックスして副交感神経が高まることで、寝つきが良くなる上に質の高い睡眠を取りやすくもなります。

肩と腕のコリをほぐす

筋肉をほぐすのに効果的な身体の部位は、まずは肩です。肩は両肩をすくめるように上に向かって力を入れてしっかり持ち上げ、5秒ほど待って、肩をストンと落として脱力します。これを2〜3回行いましょう。次は腕です。両肘を曲げてそれぞれの肩の肩甲骨あたり手を置いて、右肩と左肩を締めるイメージで脇をぐっと締めて力を入れます。その後に、肩をストンと落として脱力させましょう。

頭皮マッサージも効果的

睡眠不足や疲れがたまると、頭皮が硬くなります。頭皮が硬い状態が続くと血行が悪くなり、頭痛や目の疲れなどの症状が出て、寝つきの悪さの一因になります。ぐっすり眠るためには頭皮マッサージがおススメです。頭全体をほぐすには、頭の両側の地肌に指を添え、指の腹を下から上へ動かしましょう。左右の耳の上あたりを親指の腹で円を描くように回しながら押してほぐすのも効果的です。また、頭のてっぺんには、自律神経の乱れを整える百会のツボがあるので、そこを軽く押すのもおススメです。

    

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