目に見えないところも大切 「老化防止筋トレ」
ノドの筋肉

年を取るにつれて筋肉は衰えるので、年を取るほど足の筋肉等をきちんと鍛えることが必要です。そして、それらの筋肉に劣らず大切なのが見えない部分の筋肉、例えばノドの筋肉です。ノドの入り口には喉頭蓋と呼ばれるフタのような器官があり、気管と食道の切替えポイントのような役割を果たしています。

筋肉が衰えると…

食べ物や水分がノドに入ると、咽頭蓋が一瞬のうちにノドを覆って気管に入らないようにします、しかし、筋肉が衰えると唾液や食べ物が食道でなく気管に入ってしまい、誤嚥をしやすくなるのです。ノドの筋肉は目に見えないですが、誤嚥阻止のために鍛えることはできます。例えば、アゴ下に両手の親指を当て、下向きにあごを引くと同時に親指はアゴを押し戻します。口を横に大きく開き「イー」と10秒ほど声を出すと、良い筋トレになります。

目の筋肉もほぐそう

現代では近くを見続けることが多すぎ、目は酷使されすぎて、目の筋肉は硬くなっていることが多いです。目をあまり使わない方向へ意識的に動かし、目の筋肉をほぐすことが必要です。簡単にできる対策が2秒間ギュッと目をつぶり、パッと大きく開くことです。この動作を繰り返すと、目の周りの筋肉がほぐされ血流が改善され、目の疲れが軽減できたり涙の分泌を促進させたりして、ドライアイへの対策にもなります。

骨盤底筋を鍛える

年を取ると避けられないのが尿漏れ問題です。関係するのが骨盤底筋で、きちんとその筋肉を鍛えることで症状は改善します。寝ながら行うトレーニングが一般的ですが、昼間の隙間時間にできるよう立ってできるトレーニングを紹介します。足先を逆V字(つま先つけて足先開く)で立ち、ゆっくりヒザを曲げて少し腰を落とします。次に、息を吐きながらヒザを伸ばします。ヒザを伸ばしたら肛門周りをキュッと引き締め3~5秒キープします。そして、この一連の動きを隙間時間に数回繰り返しましょう。

    

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