健康飲料…逆効果になっているかも?!

スポーツドリンクや乳酸菌飲料

体に良いと思って飲んでいる商品がじつは良くない影響を与えている場合があります。夏の暑い時期に習慣として飲んでしまいがちなスポーツドリンクや、お腹に良いと思って定期的に飲んでいる乳酸菌飲料などは、じつは要注意です。健康効果だけを見て、むやみにたくさん飲むと糖質摂り過ぎのリスクがあります。

糖が多い

このような甘めの飲料には「果糖ぶどう糖液糖」が入っています。スポーツドリンク500mlで約30g、乳酸菌飲料はたった100mlで約15gも入っています。他にも、ビタミンが手軽にたくさん摂れそうな野菜ジュースは200mlで15gです。ちなみに、1日の適切な糖質摂取量はだいたい300〜400gで、茶碗1杯のご飯の糖質量が約50gという目安です。健康に良さそうだからと言って、スポーツドリンクなどを水代わりに飲んでいると、糖質量がオーバーとなりかねません。

糖質ゼロでも

では、糖質がゼロであれば良いのか?と言えば、そんなことはありません。例えばお酒を飲む時に、太りたくないからと糖質ゼロのハイボールを飲む人がいますが、カロリーはビールよりハイボールの方が高いのです。また、糖質ゼロの商品ばかりを口にしていれば痩せると考えるのは早計です。人工甘味料には食欲を高める可能性がある、といったリスク要因が報告されているからです。

他にも要注意

タンパク質もたくさん摂れば摂るほど良いと思っている人がいますが、摂りすぎはよくありません。タンパク質はアミノ酸となって吸収され、その一部は遊離アミノ酸として体内で一定量が蓄えられます。しかし、多めに摂っても排出されてしまうので、その分は無駄となります。また、大量に摂った場合は、腸が炎症を起こす引き金となるリスクが指摘されています。他に、ビタミンCなども、水溶性のため大量に摂取しても問題ないとされてきましたが、過剰摂取は下痢や腹痛の原因になると報告されています。

   

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