梅雨時の適切な「水分」補給方法とは
渇きを感じた時には遅いかも

梅雨時は「水分補給」の難しい時期です。熱中症予防に大切なのが水分補給ですが、ノドが渇いたと感じた時にはすでに手遅れの場合もあるので、時間をある程度決めてこまめに飲みましょう。就寝中に多くの汗をかくので、就寝前と寝起きのコップ1杯のお水が大切です。日中に飲むのも水かお茶がおススメです。

おススメ飲料

スポーツドリンクはスポーツ選手用に開発されたもので、100mlあたり約6gもの糖分が含まれるので、運動量が少ない人は水かお茶で十分です。おススメはお酢が含まれる飲み物です。人は糖質を摂取すると体内でそれを分解して身体で使えるようにしますが、その代謝の際に使われる栄養素のひとつがクエン酸です。クエン酸が不足していると、代謝の途中で疲労物質である乳酸に変化したり、体脂肪のもとになる脂肪酸に変化したりします。つまりクエン酸が不足すると疲労や体脂肪の増加を招くのです。

野菜で摂ろう

水分を取るため野菜をしっかり摂るのも良い方法です。野菜は食材自体にかなり水分が含まれ、それだけで水分補給になり、夏の旬野菜には身体を冷やす効果があるものが多いです。キュウリ・トマトなどの夏野菜は緑黄色野菜で、ビタミンAやCなど大切な栄養素も豊富です。特にキュウリはカリウムが多く利尿作用が高く、身体にこもった熱を尿と一緒に排出してくれます。

暑い時期でも鍋料理

免疫力を高めるためには淡色野菜がおすすめです。淡色野菜に含まれるイオウ化合物には、免疫システムを活性化させる作用があります。また、玉ねぎなどに含まれる硫化アリルも、免疫力アップの働きがあります。免疫力アップのためにタマネギ・カブ・大根・白菜などの淡色野菜を積極的に摂りましょう。暑い時期に敬遠されがちな鍋料理ですが、室内を涼しくして食べれば、野菜をたくさん摂れて汗をかけるオススメ料理です。

    

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