読書しよう! ーストレス軽減・認知機能保持ー
たった6分間

読書をする人が減っていますが、読書はストレス軽減に役立ちます。音楽鑑賞、コーヒーを飲む、散歩、ゲームなどをおさえて、もっとも高いストレス軽減効果をみせたのが読書でした。しかも、たった6分間で効果があるそうです。

どうして読書が良いの?

ストレス原因となる現実から気持ちを離せて本の内容に没頭できることが、読書がストレス軽減に抜群の効果がある一番の理由です。人間の脳はストレスを受けると扁桃体が興奮し、ネガティブな発想が引き起こされやすくなります。しかし、読書によって本の内容に没頭すると、扁桃体の活動が鎮められ鎮静効果が生まれます。また、小説を読むと登場人物に感情移入したりすることで、共感能力を高める働きもあります。

記憶力と集中力の向上

読書にはさまざまな健康効果が期待できます。読書は記憶力と集中力を向上させることにも効果があると言われます。筋肉を鍛えるために筋トレをするように、記憶力や集中力を鍛えるために脳をトレーニングするには読書が良いのです。ちなみに最近では電子書籍で読書をする人もいますが、内容の定着力は紙の方が良いとされています。少なくとも幼少期から紙に慣れ親しんでいた世代にとっては、紙の本の方がより内容が頭に残りやすいようです。

高齢者にも

読書は高齢者の健康にも良い影響を与えます。加齢による認知力の低下をくい止め、認知機能を守るのです。ある実験によれば、週に1回以上読書をする人は、その6年後、14年後には、読書をしていない人に比べて認知力が低下しにくいようです。また、長寿にも繋がるようで、12年間の経過研究において、読書をする人の死亡リスクは読書をしない人に比べて20%低いとの結果が出ました。このように、読書は健康的なライフスタイルと関連し、早すぎる死のリスクを低下させる可能性が指摘されています。

    

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