疲れをとる! 〜ランチの食べ物と食べ方〜
豚肉の生姜焼き

仕事中に疲れが出やすい人におススメしたいランチが豚肉の生姜焼きです。疲れに効くスタミナ食の代表といえるニンニクと、ビタミンB群を一緒に摂ることで疲労回復効果が期待できます。その一押しメニューが豚肉の生姜焼きです。

ニンニク以外にも

豚肉にはビタミンB群が豊富でイミダベブチドも多いため理想的です。イミダペプチドは長距離を飛ぶ渡り鳥の翼の付けねに豊富に含まれるアミノ酸で、体の最も酷使する部分に豊富に存在し、ヘトヘトにならないよう助ける働きを持っていると考えられます。他のおすすめメニューは、マグロのガーリックステーキ、ガーリックチップを載せたカツオのたたきなどです。

何を食べるかより、どう食べるか

疲れにくくするために大切なのは、じつは食べるものより食べ方です。「早食いは太りやすい」と言われますが、それだけでなく「早食いは疲れやすい」ことを覚えておきましょう。唾液には疲れの原因物質を除去するペルキオシターゼという酵素が含まれています。よく噛めば噛むほど唾液の分泌量が増えるので、しっかりと噛んで食べた方が疲れはたまりにくいのです。また、よく噛むことで自律神経を整えるセロトニンも分泌されるからです。

甘いものは…疲れを増す

疲れを感じた時に甘いものが欲しくなります。体が疲れると、脳はエネルギー不足を補おうとして、素早くエネルギーに変わりやすい糖分を欲するからです。だからといって、ここで甘いものをたくさん摂るのは危険です。糖分を摂りすぎると急激に血糖値が上昇します。それを抑えようとインスリンが大量に分泌されて、その後は急激に血糖値が下がります。血糖値の急激な上昇や下降は、脳や体を疲れさせ、眠気やだるさの原因になります。甘いものを食べると一時的に疲れがとれたように錯覚しますが、じつは余計に体を疲れさせている場合もあるのです。

    

マガジン表紙へ