疲れを感じにくい ―ちょっとした工夫―
現代の疲れは

人間が疲れを感じるのは、自律神経とその中枢である脳に疲労が生じることが原因です。疲れの原因が肉体的なものでも精神的なものでも同じで、その原因は自律神経の疲れです。自律神経は体温や心臓の拍動、血圧などの生命活動を一日中コントロールする神経です。

自律神経の酷使で

体を活動させる交感神経と休息させる副交感神経がバランス取りながら心身の健康を保っています。自律神経が酷使されることで脳もストレスにさらされます。自律神経が機能低下している状態が疲労です。たとえ体を酷使していなくても、仕事が終わると疲れを感じるのは、自律神経を酷使することで起こる脳疲労なのです。昼食後に20分程度仮眠を取るのが、高ぶった交感神経をリセットできて、脳を疲労回復し活性化できる良い方法です。

おススメのおやつ

仕事中は交感神経が働き続けるため疲れがたまります。疲れを感じた時に大量に甘い物を食べるとかえって疲れが増しますが、少量のチョコレートを食べるのはおススメです。カカオ含有量70%以上のものであれば、疲れを緩和する抗酸化作用もあります。ガムを噛むのもおススメです。ガムを噛むことで、ストレスホルモンであるコルチゾールが低下します。ガムを噛むことで幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも分泌されます。こうした作用により、ガムを噛むとストレスが低減することは間違いないのです。

脳をだます

幸せホルモンのセロトニンには、血行を改善して肉体疲労の回復を促す効果があります。セロトニンは楽しいと感じることで分泌されますが、じつは心から楽しいと感じていなくても大丈夫なのです。わざと口角をあげて作り笑顔を作るだけでセロトニンが分泌されます。脳をだますことでセロトニンを分泌して疲労を取り除きましょう。また、青いものをみるとセロトニンの分泌が促されやすくなるので文房具などを青色でそろえるのも良い方法です。

    

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