一番酷使されている目…どうケアする?
スマホとPCで

スマホやパソコンなどの急速な普及により、目を取り巻く環境は悪化しています。もともと人間は外界からの情報の80%を目から得ています。文字や数字、物の色や形などを見ることで、脳がさまざまな情報を補正し整理しているのです。

目の筋肉も体と一緒

それほど大切な器官なので、目が不調になると認知機能や感覚に悪影響を与えます。毎日の仕事においても、目からくる疲れは脳に影響して、判断力や思考力を鈍らせます。近い距離でパソコンやスマートフォンの画面を見続けると、目の周りの筋肉は緊張して、凝り固まって血流が滞ります。これが原因となって、眼精疲労やドライアイなど、さまざまな目のトラブルが起きる可能性があります。体の筋肉と同じように、目の筋肉もストレッチをしてほぐすことで、血流をアップさせて目の状態を良くすることができます。

日常的なケアの仕方

日常的にパソコンやスマホを使う人は1時間に1回ほどこまめに目をケアすると良いでしょう。目を閉じて眼球を優しく押しながら上下左右に動かすと目の疲れが取れます。いろいろな方向に目を動かすと、目の周りにある外眼筋をストレッチできて、目の周りの血流が増すからです。お昼休みなどに、目に適したカイロなどを使って、目を温めて目の周りの血行を良くすると、目に栄養や酸素が運ばれやすくなり疲れを和らげることができます。

目の周り…首と耳からも影響

目の血流改善に関係しているのは目そのものだけではありません。例えば、目の疲れから首や肩のコリに発展する場合もあります。その逆で、首を動かしてコリをほぐすと目の疲れがとれやすくなります。また、耳たぶを引っ張るだけで、眼精疲労に効くと言われています。耳には100以上ものツボが密集していて、息を吐きながら耳を痛気持ちいい程度に引っ張るだけで、目だけでなくさまざまな部位の改善に役立ちます。

    

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