長時間でも疲れない 「オフィスでの座り方」

正しい姿勢だと

猫背や反り腰などの悪い姿勢が癖になっていると、血流が滞ったり神経が圧迫されたりするため、不調や疲れにつながります。正しい座り姿勢には、背もたれにお尻をしっかりつけて背筋を伸ばし、足裏全体を地面につけることが大切です。この姿勢を保てれば長く座っていても疲れません

背筋をまっすぐに

ただし背筋をまっすぐに保てない人が多くなっています。それは立っている時にそれが出来ていない人が多いからです。正しい姿勢とは「耳の後ろから肩を通り、くるぶしまでが一直線になるように立つ」です。お尻にある大殿筋を意識して、肛門を締めて立つようにすることがポイントです。椅子に座ると立っている時より背筋に3倍の力がかかるので、立っている状態でこの「背筋まっすぐ」を保てないと、座っている時はさらに悪い姿勢になります。

目の位置が大事

パソコン操作をする際に画面の位置が低いと、目線が下がって前傾姿勢になります。そのような姿勢を長時間続けていると、肩や首がこって体が疲れやすくなります。正しい姿勢にするためには画面の位置がポイントです。自分の肩から顔の位置の高さになるように調節すると目線が下がりすぎず、負担がかかりません。特にノートパソコンは目線が下がりがちなので、机に台を置いたり、専用のスタンドを利用したりして目線が高くなるよう工夫しましょう。

背筋を鍛えよう

猫背や前傾姿勢の原因は背筋の衰えにあります。真っすぐな姿勢を作る脊柱起立筋などの背中の筋肉は腹筋と拮抗しているので、背筋側が衰えると腹筋も衰えます。そこからさらに足の筋肉も衰え、体型の崩れにつながります。そこでおススメなのが背筋伸ばしストレッチです。四つん這いの状態になり、お尻は上げたまま両腕を前に伸ばしながら顔を床面に近づけ、その体勢を20秒キープします。1日3回行うと猫背の改善に効果的です。

   

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