痛みが出る前に毎日ケアしよう 「手指揉み」
年齢を重ねると…

年齢を重ねていくと、指先に違和感がでることが増えます。ペットボトルのふたが開けにくい、朝起きると手が動かしにくい、会計の際に小銭がつかみにくい等あれば要注意です。そうしたことが無くても、以前より指全体が太くなる、関節がふくらむ等の変化があれば、血行不良によるむくみや、靱帯や関節の硬化が始まる兆しかもしれません。

指のケアを怠ると…

そこで毎日行いたいのが手指のケアです。ケアを続けていれば、若い頃と同じような柔らかい動きを保ちやすくなります。放っておくと、硬くなった筋肉を動かすために関節の負担が増えて、痛みや変形などが起こってきます。そのうち、バネ指などに代表される腱鞘炎や、しびれ等の不調が生じやすくなります。手指のケアは、起床後や仕事の合間、お風呂に入っている時など、いつでも可能ですから、ちょっとした合間に手指をほぐしましょう。

具体的にどうやるの?

指の第1関節を持って指の腹で関節をやさしく揉み、ゆっくり曲げたり引っ張ったりします。第2、第3関節と続け、親指から小指までやりましょう。関節の周りをやさしくほぐし、関節がスムーズに動くことを意識してください。さらに手のひらも揉みます。手首をつかんで、筋肉を動かすように親指で擦りましょう。さらに、親指側のふくらんだ部分を平らに広げるように、手首から親指を滑らせて刺激します。小指側のふくらんだ部分も同様にやりましょう。コリで硬くなりがちな手のひらを柔らかくふかふかにできます。

足の指揉みもおススメ

足の指もほぐすと良い効果が得られます。全身の血行が良くなるのはもちろんのこと、足指まわりには頭や脳、目に関する反射区があるため、その部位の血行が良くなり、目や頭をすっきりさせられます。5本の足指を1本ずつ、凝り固まった指をほぐすように広げながら回したり反らせたりしましょう。寝る前に行うと、質の良い眠りにつきやすくもなります。

    

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