市販薬でもリスクがないわけではない!
処方薬と同じものも…

市販薬は以前には病院で処方される薬より成分の含有量が低く、効き目が弱いと言われてきましたが、最近では処方薬と同じ成分量を含むものも店頭で売られています。その一方で、効き目が強くなっているということは、副作用のリスクも上がっていることを理解すべきです。

プレミアムやDXに注意

ドラッグストアで薬を買う際に特に注意したいのが、昔からある市販薬にプレミアムやDXとつけられた製品です。『同じブランド名でプレミアムやDXが付いているのだから、効き目が少し強かったり早く効いたりするだけ』と思い込んでいる人が多いと思われます。しかし実はブランド名が同じであっても入っている成分が全く違うことはあり得るのです。『自分が前に飲んだことがある薬だからこの薬も大丈夫』とは言えません。

単剤がおススメ

市販薬のリスクを減らすためおススメしたいのが、単一の成分だけが入った「単剤」を選ぶことです。余計な成分が入った薬をさけて、自分に合った薬を選ぶことが一番リスクが少ないです。そうした点からすると、注意したいのが総合感冒薬です。たかが風邪の薬と思いがちですが、高血圧や糖尿病、前立腺肥大や緑内障など持病があると深刻な副作用が出ることもあります。

胃薬と目薬の注意点

胃薬を選ぶ際に気に留めるべきは、症状や用途で違いがあるという点です。胃酸過多でムカつきがあるのか、胃がキリキリ痛むのか、食べ過ぎ飲みすぎで消化不良なのか、大きく3つに分けられるので、自分の症状を良く見極め、それに合ったタイプを選びましょう。目薬にも同じようなことが言えます。目が渇いているのか、ピントが合わないのか、目がかゆいのか、市販薬はだいたいこの3つにタイプが分かれます。最近はビタミン入りのものも多いですが、ビタミン量が違うだけで値段が千円も違うものもありますが、値段の高さに応じた効果が期待できるかというと、なんとも言えません。

    

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