春はこまめに歩く時間をプラスしよう
一万歩あるく必要はない

暑すぎず寒すぎず過ごしやすい季節には、積極的に外に出て歩く時間を増やしましょう。だからといって無理に「毎日1万歩」と頑張る必要はありません。長時間歩いてヒザや股関節に負担をかけすぎた結果、痛みがでるようになり外出しなくなってしまうなど、かえって悪影響を及ぼす場合もあるからです。

ウォーキングは脳にイイ!

最近は無理をしないウォーキングの良さが注目されています。歩くという動作は全身の筋肉が複雑に関わっています。そのため歩いている時は、脳は筋肉の活動や関節の角度などの情報を常にモニターし、リアルタイムに情報を取り入れながら処理し、体を微調整しています。また、視覚や聴覚など五感から得られる感覚情報も処理しています。脳を調べてみると歩くことによって脳の前頭前野と呼ばれる部位が活発になることが分かっています。ウォーキングによる脳の活性化は認知症予防に役立ちそうです。

無理をするより毎日少しずつ

無理をして長い距離を歩こうとしても続かなければ意味がないので、無理のない範囲で、例えばひと駅手前で降りたり、バスに乗らずに歩いたり等、あまり無理をしないかたちで生活になじむ方法で続けるのが良いでしょう。ふだん朝からボーっとしてしまう人は、朝にウォーキングすると朝一番から仕事に集中できるようになり、仕事の効率も良くなります。

足裏アーチのためにも

歩くことによって大切な足裏の筋肉を保ちやすくなります。親指のつけ根からかかと(内側アーチ)、小指のつけ根からかかと(外側アーチ)、親指のつけ根から小指のつけ根(横アーチ)と、足裏には大切な3つのアーチがあります。それをしっかり使うことで人はきちんと立つことができているのですが、最近この足のアーチがしっかり機能しなくなり、外反母趾など足のトラブルや膝関節や膝関節などの不調などを訴える人が増えています。

    

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