どんな時でも「温かさ」の確保は必須!
寒暖差は敵!

健康を崩さないためには「温かさ」が大切です。寒い時期の震災では温かさの確保が最重要課題と言っても過言ではありません。体温を一定にするため自律神経が体内で働いていますが、寒暖差が大きくなると自律神経の働きが活発になりすぎ、エネルギーを過剰に消費して体の疲労が蓄積します。

寒暖差疲労

気温の大きな変化に体がついていけない状態を「寒暖差疲労」と呼びます。そうした状態になると、頭痛、めまい、肩こり、だるさ、食欲不振など身体の不調をひき起こします。身体のみならず精神にも悪影響を及ぼし、イライラ、不安、落ち込みなどの症状がでることもあります。災害時には身体を適温に保つ、冷やさないということが本当に大切なのです。

温かい食べ物をとりたい

体温が1度低下すると免疫力は3割低下するといわれ、免疫力を保つ上で体温は重要なポイントです。そして、人は食べることで食品から栄養を吸収してエネルギーを作り出します。口にするものが冷たい物ばかりだと体温は下がる一方となり、免疫力の低下を招きかねません。温かい食事を口にすることは体温を上げるだけではなく、落ち着かない気持ちを静めたり、ストレスを和らげたりする効果も期待できます。

電気と燃料の確保

温かい食事をとって体を温かい状態に保つために、何より必要なことは電気と燃料の確保です。乾電池式の充電器、ポータブルソーラー、発電機、固形燃料、発熱剤、カセットコンロとボンベなど、非常時の電源や燃料を確保するための商品が、手軽なものから本格的なものまで色々と販売されています。自分に必要な品物を考えて、買い置きしておきましょう。何かあってもたった数日だから…と高をくくらず、いざという時に困らないように事前に考えたり周りと話し合ったりすることが大切です。

    

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