暑い夏は…「ま・ご・や」で乗りきる!
「まごはやさしい」

「まごはやさしい」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。これは「孫は優しい」ではなく、「ま・ご・は(わ)・や・さ・し・い」と、1つ1つが言葉の頭文字を表しています。それぞれが身体のために大切な食材を指していて、これを覚えておくとバランス良い食事をとるのに役立ちます。

「ま・ご・は(わ)・や・さ・し・い」

「ま」は大豆も含めた豆製品、「ご」はゴマなどの種実類、「わ」はワカメに代表される海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚を含む魚介類、「し」はシイタケに代表されるキノコ類、「い」はイモ類を表します。一食で全てを入れるのは難しいので、一日三食の食事で取れるように考えます。おやつで補給しても良いでしょう。足りないものを少しプラスしようというくらいで気楽に考えるのが、長く続けられるコツです。

夏に食べよう「枝豆」

この中でも、夏にしっかりと摂りたいのが、野菜・豆・ゴマです。夏は色々な豆が旬となり、簡単にたくさんの豆類を食べられる季節です。その代表的な食材が枝豆ですが、実は枝豆は未成熟の大豆です。そのため、枝豆には通常の大豆よりビタミンCが多く含まれています。ただし、枝豆は収穫してから2日たつと、アミノ酸に含まれているうまみ成分が半減するので、買ってきたら出来るだけ早く食べることが大切です。

相性良し「豆・ゴマ・野菜」

豆と相性が良いのがゴマで、一緒に摂るとそれぞれの良さが引き出されます。ゴマにはアミノ酸のメチオニンが多く、大豆にはリジンやイソフラボンなどゴマに足りない成分が豊富に含まれ、それぞれ足りないアミノ酸成分を補います。豆腐や納豆にゴマをかけるだけで簡単に豆とゴマが一緒にとれます。そして、ゴマは野菜とも相性が良い食材です。野菜に含まれるビタミンCによってゴマに含まれる鉄分の吸収率が良くなり、ゴマの成分によって野菜のβカロテンが吸収しやすくなるのです。

    

マガジン表紙へ