低気圧・気温差・高湿度 ―梅雨のだるさー
原因は低気圧?

梅雨の時期になると、何となく体がだるいと感じる人が多いようです。特に女性が感じやすいようで、ある調査では女性の約6割が梅雨時に不調を感じることがあると回答しています。梅雨の時期にだるさを感じやすい理由の1つが低気圧です。気圧が下がると自律神経に影響を及ぼします。

気圧と自律神経の関係

自律神経は交感神経と副交感神経がバランスを取りながら健康を保っています。しかし、低気圧が続くと副交感神経が優位な状態が続き、体が休む状態になりやすくなります。晴れの日、つまり高気圧の時には交感神経が優位になり、雨や曇りの日、つまり低気圧の時には副交感神経が優位になる特性が人間にはあるのです。高気圧時に外に出て活動し、低気圧時に家にこもって休息する、そのようなサイクルで過ごすと自律神経のバランスが取りやすいですが、現代人は雨や曇りでも休まず活動するので、そうした天気では体のだるさを感じやすいのです。

気温差と湿度

天候の変化が激しく、季節の変わり目でもあり、梅雨時は朝と夜の気温差が大きいです。この気温差が繰り返されることで、人は体温調節がうまくできなくなり、自律神経が乱れやすくなります。また、梅雨時の高い湿度も問題です。人間は汗をかくことで体温調節をしますが、湿気の多い時期は汗をうまく発散することができず、体内に水分や熱がこもりがちとなり、むくみや下半身が重いなどの症状を感じやすいのです。

おススメはスクワット

梅雨時の体調不良は、体内の血流が悪くなっている可能性があります。その予防として運動した方が良いのですが、簡単にできて全身の血流を活性化しやすいスクワットがおススメです。また、エアコンを使い始める時期は体温が下がりやすくなります。体が冷えていると、血液の巡りが悪くなったり、汗をかけなかったりする悪影響が懸念されるので注意しましょう。

    

マガジン表紙へ