首や肩のコリ解消に役立つ ―腕ぶらぶらー
首や肩の方が気になる…

腕を振ることが全身の代謝や腰痛に効果ありだとしても…腕に近い肩や首に効果はあるのか?と疑問を持つ人もいるでしょう。全体の代謝が良くなると血行が良くなり、首や肩のコリ改善に役立つという面があります。しかし、肩や首のコリだけ気になっていて、そこをまず改善したい人も多いでしょう。

腕を前後に振る

首や肩のコリが気になる人は、ハリのある部分を直接トントン叩いたり、無理にストレッチしたりしがちですが、これは良くありません。腕全体を前後に振る方が良いのです。腕全体を振ることによって、肩周りの肩甲骨と僧帽筋をいっぺんに動かせて、効率的に肩回りの関節や筋肉をほぐせます。ちなみに僧帽筋の中心部には、全身の血流を高める膏肓(こうこう)というツボがあります。腕をふって僧帽筋を動かすことで、このツボを直接押さなくても刺激できるメリットもあります。

後ろに大きく振ろう

この動きをする際のポイントは、意識して腕を大きく後ろに振ることです。腕を体より後ろに持っていく動作は普段なかなかしないことであるし、腕を後ろに振った方が肩甲骨や僧帽筋がより大きく動くからです。腕は手のひらを上に向けて、後ろで両手が触れるくらいにすると、より肩甲骨と僧帽筋を動かせます。その際に足は、ヒザの間にこぶし1つ分のすき間を空け、両足のつま先を正面に向けて、下半身を安定させてしっかり立ちましょう。

「ななめ振りの動き」もおススメ

他に、コリや痛みのある部位を軽く押さえて、腕をぶらぶら動かす動きも肩や首のコリに効果があります。具体的な動きとしては次の通りです。まずは首から肩にかけて痛い場所を探し、そこを押さえます。その状態のまま、手のひらを上にしたままで腕を外側へ上げていき、そのまま手のひらを徐々に下へ向けながら、腕を上げた方と反対側の腰の方へ振り下ろします。毎日この動きを10回ほど繰り返すと良いでしょう。

    

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