腕をブラブラすると…体幹が整う?!

腕振りとインナーマッスルの関係

健康のために腕をブラブラする…と言われてもピンとこない人が多いでしょうが…腕をブラブラするだけで、体を引き締めることができたり、腰痛を改善できたりするのです。というのは、腕を振ることで、腕とは全く関連がなさそうな体幹部のインナーマッスルを鍛えられるのです。

インナーマッスル「大腰筋」

インナーマッスルの代表的な筋肉として「大腰筋」があります。大腰筋は体の深部にあって意識されない部位ですが、上半身と下半身をつなぐとても大切な筋肉です。しかも、周囲の筋肉と連動して動くので、大腰筋をしっかり使えるようになると、転倒やつまずきを防止したり、腰痛などの体の痛みの軽減につながったりします。また、大腰筋は大きい筋肉なので、この筋肉を鍛えると基礎代謝が上がり、痩せやすく引き締まった体になります。さらに、インナーマッスルを使う体操は、脳の血流を良くする効果もあるようです。

「ひねる」動きが大切

この大腰筋を鍛えるために一番効果的な体の動きが「ひねり」です。そして、体にひねりを加えるために重要なのが腕を振ること、両腕をブラブラさせる体操なのです。まずは、両足のかかとをつけて(逆ハの字の形)、まっすぐに立ちます。そして、両腕の力を抜いて上半身を左右にゆっくりひねります。1振りで1秒くらいかけるのが目安です。これを1〜2分続けて行います。この1〜2分間のセットを1日に3回くらい行えると良いでしょう。

動きのポイント

腰全体もしくは股関節からひねり始めるように意識することがポイントです。腕だけを振るような動作にならないことが大切なのです。さらに、両足(膝)はきちんと閉じて、顔は正面を向いたまま動かさないことも大切です。両足を開いて顔を横に向けてしまうと、大腰筋に力が伝わらず、大腰筋をしっかり鍛えることができないからです。

   

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