春は…もっとも肌の荒れやすい季節!
春は乾燥しがち

春に起こりがちなトラブルのひとつが肌のトラブルで、その原因は乾燥であることが多いようです。寒い時期に乾燥を気にかける人は多いですが、春になって暖かくなると気にしなくなりがちです。しかし、春先の空気は冬と同じくらい乾燥していることが多く、肌のうるおい成分は不足しがちなのです。

春の肌荒れ要因

一方、気温が上がって汗ばむことも多くなり、皮脂の分泌量が増加してニキビができやすくもなります。暑い日と寒い日が交互にやってきて寒暖の差が激しく、春は肌荒れを起こしやすい時期です。さらに春先は、入学や卒業、転勤や人事異動などで環境が変わる機会が多く、そうした環境変化からのストレスによって肌にダメージがくる人も多いのです。

のどの乾燥に注意

ダメージを受けやすいのは肌表面だけではありません。身体の内部も乾燥しやすく、今の時期に気をつけたいのは「のどの乾燥」です。のどは粘膜に覆われていて、空気中の雑菌やウイルスが体内に侵入するのを防いでいます。ところが、乾燥によって粘膜を覆う粘液が固まってしまうと、そのウイルス除去機能が低下します。こまめな水分補給はのどの粘膜に湿り気を与えるだけでなく、ウイルスを洗い流す大切な役割があります。食事をとって唾液で潤すことも大切で、梅干しやレモンなど酸っぱいもので唾液の分泌を促すのも効果的です。

体の乾燥を防ぐには

気温が上昇してくる春は汗をかくことも増えて、体内がより乾燥しやすい面があります。もともと水分は排尿や皮膚からの蒸発によって、じっとしていても体内の水分は1日に1500mlも失われます。そこで、大切なのは朝の一杯です。体温より冷たい水をたくさん飲むと、胃腸が冷やされて機能低下を招き、余分な水がむくみとなります。ですから、体温より少し温かい白湯を飲むのが理想的です。

    

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