食からの健康…最先端より分かりやすさが大切
効果があるのは分かるけど…

食を健康につなげようと、スマホやAIを活用するものが開発され、実生活に活かされ始めています。たしかに、きちんとやれば役に立つツールです。しかしそうはいっても、食事を摂る機会は毎日3回もあり、その度にデータを取ったり、写真を撮ったりするのは正直手間がかかって大変です。

分かりやすい…5色食

一方、昔ながらの健康法は分かりやすくて楽に続けやすいという利点があります。例えば5色食、食材の色を大きく5色「赤・白・黄・緑・黒」に分けて、毎食ごとに5色を摂るというものです。5色揃えると聞くと大変そうですが、丼物など一品ものでも工夫すれば5色になります。例えば、牛丼は肉とご飯で赤と白だけですが、卵の黄色、ネギや三つ葉の緑色、海苔の黒色を足すと、しっかり5色になります。注意点としては、緑と黒が不足しやすいので、この2色を意識して多めに取り入れましょう。

語呂合わせも分かりやすい

まごわやさしい」という言葉もオススメです。健康な食生活に役立つ和の食材、その最初の文字を覚えやすく並べたものです。「ま」は豆類、「ご」はゴマ、「わ」はワカメで海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はシイタケでキノコ類全般、「い」はイモ類です。どれも昔から食べられてきた健康的な食材です。豆類には豆腐などの摂りやすい食材も含みます。汁物などにすると全ての食材を摂りやすくなります。

50年前の方が健康食?

時代が新しくなればなるほど、健康に関することも進化していきそうに思いますが、意外とそうでもありません。ある1つの調査がそれを示しています。どの年代の食事が栄養的にみて理想に近いのか…2005年、1990年、1975年、1960年、それぞれ平均的な食事で比較したところ…肥満になりにくい、生活習慣病になりにくいという点から、最も健康的なのは1975年の食事だったのです。

    

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