「デトックス」より「ミニマリズム」しよう

最近よく聞く「デジタルデトックス」

最近デジタルデトックスという言葉をよく聞くようになりました。スマホやパソコンなどが日常的にある現代社会において、一時的にでもそうしたものを断つことによって、知らず知らずに蓄積しているデジタル機器から受けるストレスを軽減しようという試みです。

半数以上が効果を実感できず

デジタルデトックスが効果的だったという人が一定数いる一方で、効果がなかったと感じる人が半数以上というアンケート結果があります。効果を感じられなかった理由として多いのが、デトックス期間に我慢した反動で、終わった後は今までよりも長く使ってしまったというものです。また、使用時間を一時的に減らしても効果はその時だけのもので、すぐにもとに戻ってしまったら、根本的な解決とならないのが現状です。

デジタルミニマリズム

「デジタル機器を手放した生活が最も良い」と極端に思い詰める必要はないでしょう。これほどまでに生活にスマホやPCなどが浸透している状況では、デジタル機器を一切使用しないという選択肢はかなり非現実的です。そこで注目され始めたのが「デジタルミニマリズム」です。デジタルミニマリズムとは、不要なものを減らして必要最小限のもので暮らす「ミニマリスト」と、「デジタル」を掛け合わせた言葉で、いわばデジタルツールの断捨離です。

不要なものと必要なもの

デジタル機器のデトックスやミニマライズをする場合は、生活そのものを見直す必要があります。デジタル化社会で健康に生きていくためには、何が大切なのかをしっかりと考え、デジタル機器と向き合っていく必要があるのです。生活に浸透しているデジタル機器だからこそ、不要なものは取り除いて毒素を溜めないようにして、必要なものは無理にやめたりせずに上手に利用することが大切です。

    

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