1分もかからずに免疫力を上げる方法とは?
自律神経は乱れやすい

自律神経のバランスが崩れてしまうと免疫力は低下します。健康を維持するためには、日頃から自律神経のバランスを保つように心がけましょう。ストレスを増やさないことや、不規則な生活をしないことが大切ですが、忙しい毎日ではどうしてもそうしたものは避けて通れないでしょう。

仕事中は呼吸が安定しない

そこで覚えて欲しいのが、呼吸によって自律神経を整えやすくする方法です。パソコン作業などに熱中していると、1分間に30回くらいの速い呼吸になっていたり、逆にときどき呼吸を止めたりしている状態になり、安定した呼吸ができていません。そうした呼吸では細胞への酸素供給量が減少し、細胞や組織の抵抗力が低下して、免疫力が低下することになります。

深呼吸をして整える

こうした不安定な呼吸では、自律神経のうちの交感神経がずっと優位となり、副交感神経が優位になることができません。そうした状態では身体がリラックスできず、ストレスや疲れがたまりやすくなります。そこでおススメなのが、ちょっとした仕事の合間に深呼吸をすることです。深呼吸をうまく行なうコツは、まず長く息を吐くことを意識することです。10秒から20秒くらいかけて、細く長く吐いて息を出し切りましょう。それから大きく息を吸うと、自然と深呼吸ができています。

爪もみもオススメ

もう1つ、免疫力を向上する簡単な方法が爪もみです。爪の生えぎわの両角には神経細胞が密着する「井穴(せいけつ)」というツボがあり、東洋医学では自律神経を調節するポイントと考えられています。爪もみで井穴を刺激すると、免疫力が高まり血液の流れも良くなります。手指の井穴のツボを反対側の手の親指と人差し指ではさみ、10~20秒ほどギュッと少し痛いくらいに押します。これを両手の指に行ないますが、薬指は交感神経を刺激してしまうので揉まないようにしましょう。

    

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