寒くなってから気がついても遅い 「冷え性」
身体が冷えていると

冬になると気になるのが身体の冷えです。手足が冷たくなるタイプの冷え性は自身でも気づきやすいですが、身体全体が冷えるタイプは暖かい気候では気がつきにくいです。しかし、このタイプの冷え性の方が身体の不調や免疫力の低下などを引き起こし、不調の原因となりやすいのです。

タンパク質をとろう

寒くなる前にできるだけ冷え性を改善しておきましょう。このタイプの冷えを防ぐためには食べ物がとても大切です。なかでも大切なのが筋肉の元になるタンパク質です。代表的な食材が肉類なので、ダイエットしている時には不足しがちな栄養素です。しかし、肉以外に魚や卵にもタンパク質は多く入っており、さらに大豆由来タンパク質である豆腐もあるので、カロリーを気にする人もタンパク質をしっかり摂りましょう。

ミネラルやビタミンも大切

冷え性に関係ないと思われがちですが、ミネラルやビタミンはとても大切な栄養素です。ご飯やパンなど炭水化物で摂ったエネルギーを燃やすために必要だからです。ミネラルでは鉄とマグネシウムが特に大切で、ビタミンではビタミンCとEを積極的に摂りましょう。ビタミンをたくさん摂るとなると、野菜サラダをたくさん食べようと思いがちですが、冷え性対策にそれはおススメできません。生野菜やフルーツはお腹の中を冷やすからです。生野菜より温野菜か煮物を、野菜ジュースより野菜スープを摂りましょう。

ストレスも大敵

冷え性を起こす要因として忘れてはならないのがストレスです。身体の各器官への体温調節の指令は、脳の自律神経が行なっています。この自律神経はストレスが続くと、うまく機能しなくなることが多いのです。物理的に一生懸命温めているのに身体が温まらないという場合は、ストレスによって自律神経がおかしくなっている可能性も考えましょう。

    

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