効果的な動きを毎日少しずつ ―筋トレー
加齢によって減っていく

寒くなって外出の機会が減ると、どうしても減るのが筋肉です。今のうちに運動を習慣づけて、筋肉を減らさないようにしましょう。人の身体は年とともに機能が低下していき、50才以降の筋肉は1年ごとに1%ずつ減っていきます。運動不足が加わると、こうした機能低下はさらに加速します。

オススメはスクワット

だからといって、大変な運動をしなければいけないわけではありません。手軽な運動を習慣づければ良いのです。一番のオススメはスクワットです。筋肉の7割が下半身にあり、その役割や大きさを考えると、大切な部位は「ふくらはぎ・お尻・前太もも」の筋肉だからです。1日最大で15回、2日に1回で十分です。膝が足より前に出てしまうと効果が薄くなるので、腕を胸の前で交差したら、椅子に座るようなかんじでスクワットしましょう。

インナーマッスルも鍛えよう

日常生活のために大切と考えられている筋肉が、体幹を支えて内臓の位置を保つ働きがあるインナーマッスルです。これを鍛えるためにはお腹を大きくへこませるドローインの動作が有効的です。もともと腰痛のリハビリなどに用いる理学療法ですが、近年は体幹トレーニングとして注目を集めています。やり方はとても簡単で、背筋をまっすぐ伸ばし、肩を後ろにひいて、おなかを最大限にへこませます。

効果的に鍛えるには

効果を上げるには正しい姿勢で取り組むことが重要です。慣れるまでは後頭部、肩甲骨、二の腕、おしり、かかとの5箇所を壁につけて立ちましょう。おなかをへこませる時に、肩を上げたり背中を丸めたりしないよう気をつけ、息は止めないようにしましょう。仕事中、電車の中、テレビを見ながら、いつでもどこでも実践できます。回数や時間に決まりはありませんが、毎日つづけて、なるべく長く大きく何度もへこませましょう。

    

マガジン表紙へ