腸の健康に不可欠! 「腸内細菌の増やし方」
3才ころまでに・・・

腸内の善玉菌を良い状態にするために大切なのは乳幼児期です。じつは腸内細菌の種類を増やせるのは3才ごろまでと言われています。この時期までに多くのものに接触して多種多様な菌を獲得しておくと、腸内フローラが豊かになり、さまざまな病原菌に対する抵抗力が強くなります。

大人になってからも

大人になってからでは完全に手遅れかというと、そうではありません。獲得できる菌の種類を増やすことはできませんが、それぞれの善玉菌の量を増やすことは可能です。なかでも代表的な菌であり、その種類が何百もあると言われているのが乳酸菌です。乳酸菌を上手にとるポイントは口にするタイミングです。乳酸菌は胃酸に弱いので、胃酸が弱くなる食後のタイミングがおススメです。どの乳酸菌に効果がでるかは人によって違うので、まずは試してみることが大切です。すぐに効果が出ないので、同じものを2週間くらいは続けて食べましょう。

食のポイント

腸内細菌が喜ぶ食材をたくさんとりましょう。菌のエサをとり入れる、いい菌をとり入れる、いらないものを出す、この3つがポイントです。
◎善玉菌のエサになる・・・オリゴ糖
オリゴ糖は胃や小腸で吸収されずに大腸まで届き、ビフィズス菌のエサになります。善玉菌を増やしたいならば、毎日食べ続けることが大切です。タマネギ、ゴボウ、バナナ、ハチミツ、大豆などに多く含まれます。
◎善玉菌そのものをとる・・・発酵食品
有益な菌を含む発酵食品は効果が大きいです。菌は生きたまま腸まで届かなくても良いのです。死んだ菌は腸内細菌のエサになり、仲間を増やします。
◎スッキリ排便のカギ・・・食物繊維
食物繊維は腸内細菌の大好物です。食物繊維は2種類あり、善玉菌のエサになるのは水溶性食物繊維です。ただし、もう一方の不溶性食物繊維にも便の量を増やしたり、腸を刺激して排便を促したりする働きがあります。両方ともバランス良くとりましょう。

    

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