ストレス軽減に・・・触覚と嗅覚を活用しよう
ハグしてもらうと・・・

ストレスが多い時には脳内の扁桃体が興奮しやすくなっています。そのような時に効果があるのがハグ、つまり抱きしめてもらうことです。数分間ハグをしてもらうと、その柔らかさや温かさでストレスを和らげるホルモンが分泌されます。

ペットでも、声でも、お風呂でも

触れ合う、抱きしめるという効果は人と人に限定されません。犬と触れ合うだけでも効果があります。また、実際に触れていなくても、好きな人や信頼できる人の声を聞くだけでもそのホルモンが分泌されます。電話で話をしながら抱き枕を抱いていると、より効果が高くなるようです。じつは入浴によっても、このホルモンは分泌されます。温かいお湯が肌に触れることで脳に快適な感覚刺激が伝えられること、入浴でホッとする心理的な刺激が視床下部に伝えられること、この2つの刺激によってストレス軽減ホルモンのオキシトシンの分泌が促進されるのです。

嗅覚はスゴイ

このように触覚によって人はストレスを軽減することができます。そして、触覚以上にストレスを軽減できるのは嗅覚です。嗅覚は五感の中で最も原始的で特殊な感覚といわれており、きわめて直接的に心身に作用するのです。心や体の不調を回復し、健やかに生活するために香りは欠かせない要素です。植物の香り成分を抽出したアロマオイルで、副交感神経を働かせやすくする匂いのもの、例えば、ラベンダーやカモミールなどがオススメです。

アロママッサージ

アロマオイルをより効果的にさせるのがアロママッサージです。嗅覚と触覚の相乗効果で心と体の緊張をほぐし、自律神経やホルモンバランスを整えます。特に効果的なのは、眠る前に足裏に塗って優しくマッサージすることです。足裏は意外にもアロマオイルの吸収が良い部位なのです。眠りにつきやすいアロマを塗って睡眠をしっかり取り、心のケアに努めましょう。

    

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