温かいものを飲んでも・・・身体は温まらない?
すぐに冷えを感じてしまうことも

飲み物は冷たいものではなく温かいものを…というのが冷え性対策の基本です。ところが、体がポカポカ温かくなるのはわずかな時間だけで、すぐに冷えを感じてしまうことがあります。温かいものを飲んでも体は温まらないのでしょうか。

通常は温かさが持続する

胃腸にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていて、1本1本は細くても全ての血管を広げると何リットル分もの血液を入れられるほどの容量になります。それらの血管は飲食時に一気にぶわっと広がり、消化管へ水分や血液が届くように働きかけています。温かいものを口にすれば胃腸から全身に温かさが回ります。その後は胃腸の消化活動が続くことで体内のエネルギー循環が活発になり、ポカポカした状態が持続するはずなのです。

胃腸の働きが悪いと・・・

温かい物をいくら口にしても温かさが持続しないのは胃腸の働きが悪いのかもしれません。胃腸の血流が悪い人は毛細血管がギュッと収縮した状態が続いてしまうため、全身に血液が行き渡らず温まりにくくなるのです。また、トウガラシなどの辛い物は身体を温める効果が期待できますが、消化時に体に大きな負担をかけるので胃腸が弱いときは要注意です。体温を上げるために辛い物を食べるならば乾燥させたショウガやシナモンのように体内からゆっくりじっくり温める食材がオススメです。

カフェインは注意

温かい飲み物でもカフェインを含んでいると後から体が冷えやすくなります。カフェインは血管を収縮して体を冷やすだけでなく、利尿作用により水分が排出されるので体温が下がりやすいのです。冷えを気にするならば、カフェインが多いとされているコーヒー、玉露、緑茶をたくさん飲むことは控えましょう。ココアは血管拡張効果のある成分が含まれているので、血行を促進して身体を温める作用が期待できます。

    

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