「入浴」は生活リズムを整えるためにも効果的
入り方が大切

冬には身体を温めるために毎日の入浴は大切です。さらに、生活リズムを整えるためにも欠かせないものなのです。ただし、入浴にかける時間や温度などによっては悪い習慣となってしまいます。何が身体に良いのか、それがどのような効果があるのかを、しっかり理解しておきましょう。

夜はぬるま湯で30分

寝つきを良くするためには就寝の4時間前にぬるま湯に約30分浸かるのが効果的です。入浴で体温が1度近く上がり、それから徐々に体温が下がっていく過程で入眠しやすくなります。38〜40℃のぬるめのお風呂に入ると副交感神経の働きが高まり精神的にリラックスできます。お湯の温度が高くなると交感神経が優位に働き、身体が興奮状態になってしまいます。

ダイエットや筋トレ効果も

お湯には浮力があり身体の力を抜くことができて、血液が回りやすくなり血行促進効果が期待できます。血行が良くなると新陳代謝がアップして脂肪が燃えやすくなるので、入浴にはダイエット効果も期待できます。さらに「アイソメトリックス」という大きな動きをせずに筋肉へ7秒間だけ力を加える運動によって、筋肉を鍛えることもできます。例えば、ウエストを引き締めるための運動は、手を胸の前で交差したまま膝を立てて座り、そのままゆっくりと胴を後ろに倒し、そのまま7秒間力を入れ続けるだけです。

朝はシャワー

朝は湯船には浸からずにシャワーを使う方が効果的です。42度以上の熱いお湯をかけることで、交感神経が優位となって活動的になれます。ただし寒い中でのシャワーは身体に負担をかけるので、前もって浴室を暖めておくことが大切です。最低でも22度くらいの室温にしましょう。また、いきなり頭の上からシャワーをかけると心臓や血圧に負担をかけるので、足先や手先から徐々にかけましょう。

    

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