寒い季節には、少しでも歩くことを心がけよう

歩くことの健康効果

寒い中で屋外で運動しようという前向きな気持ちは出にくいですが、運動は筋力の維持やアップには欠かせません。それだけでなく、脳内にある神経伝達物質の働きを高めて、不安や抑うつを和らげたり、やる気を高めたりもできるのです。冬でも歩く時間を増やすなどして身体を動かしましょう。

ライフスタイルに取り入れる

毎日わざわざ運動の時間をつくるのは大変です。それよりは、自分のライフスタイルに合わせて短い時間を利用しましょう。まずは、通勤途中や職場でエスカレーターやエレベーターに乗るところを、階段を使うところから始めましょう。通勤の行きか帰りに毎日20分くらい歩く時間を増やすのも良い方法です。暖かすぎる電車内からひと駅手前で降りて歩くなど、寒くても無理しない方法があるかを探してみましょう。

朝は特にオススメ

朝の光を浴びられる出勤前のウォーキングは特にオススメです。人の身体は朝を感知した時刻から約10時間、活動するためにふさわしい状態を保てるように体温や血圧をコントロールします。そして、太陽光を感知した時刻から約14時間後になると、体内時計は脳に信号を送って体を休めるホルモンであるメラトニンの分泌を増加させます。その作用により1〜2時間後には眠くなる仕組みになっています。朝のウォーキングをすることで、一日の生活リズムが整いやすくなるのです。

せめてお昼に

朝早くからウォーキングをする余裕のない人は、まずはお昼休憩の散歩から始めましょう。仕事でオフィスの椅子にずっと座っていると、心にも体にもコリが溜まってしまいます。昼食や休憩時間などに15分程度の散歩をすると、身体と心のスイッチオフが上手にできて疲れを取りやすくなります。午後の仕事効率が良くなることは確実です。

    

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