食欲と密接に関係する 「睡眠」と「ストレス」
空腹を感じる仕組み

人が空腹を感じる仕組みは「血糖」と関係しています。血糖は生命活動に必要なエネルギー源であり、身体活動によって血糖値が低下すると、脳はエネルギーを補給するよう身体に命令します。これが、私たちが空腹を感じる理由です。

ニセの食欲に注意!

一方、食事をして血糖値が上がると、脳の満腹中枢はエネルギーが十分なことを感知して全身に知らせます。この働きによって満腹感を得るのです。空腹を感じるのがエネルギー不足からくる本当の食欲であれば問題はないですが、身体にエネルギーが必要ない時にも食欲が湧くことがあり、これが問題なのです。ニセの食欲が湧いてしまうと、無駄に食べすぎてしまって太る原因となります。

睡眠不足に注意

ニセの食欲と深い関係にあるのが睡眠不足です。睡眠は体内のホルモン分泌に大きな影響を与えるため、食欲と密接に関係しています。睡眠時間が8時間の人と5時間の人を比較したところ、睡眠時間が5時間の人は食欲を高める「グレリン」の分泌が約15%増加し、食欲を抑える「レプチン」の分泌が約15%減少するという結果が出ています。睡眠不足が続くと食欲を抑えるホルモンの分泌が減少する一方で、食欲を高めるホルモンの分泌が増加し、食欲を抑えられなくなるのです。

ストレスにも・・・

ストレスと食欲の関係も見逃せません。ストレスを感じた時に分泌されるホルモンの一種に、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」があります。コルチゾールは食欲を増進させる働きがあり、これが過剰に分泌されると、食欲を抑える働きのある「セロトニン」の働きを妨害します。つまりストレスを感じていると、ふだん以上に食欲が湧いてしまうのです。

    

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