気になる…狭心症・心筋梗塞・不整脈・動悸
怖い狭心症と心筋梗塞

数ある心臓疾患のなかでも命に危険が及ぶものといえば、狭心症と心筋梗塞です。心臓の血管が詰まる病気なので突発的なことが多いのです。しかし、前ぶれと考えられる症状が全くないわけではありません。人によっては軽い胸痛の後、しばらくたって心臓発作を起こすことがあります。

胸痛に注意

胸痛といっても、人によって感じ方に違いがあり、刺すような痛み、圧迫されるような痛み、重苦しさなど、さまざまな症状があります。狭心症を起こしたことがある人がふたたび胸痛におそわれる場合は、注意が必要です。いずれにせよ、体験したことがない胸痛や圧迫されるような胸苦しさがみられた場合は、早めに検査を受けましょう。

不整脈の原因は?

誰にでも起こりやすい症状で、心臓に疾患があるのかも?と気になるのが不整脈でしょう。不整脈は心臓が悪いから起こる、血管が詰まるから起きると勘違いしがちですが、じつは必ずしもそうではありません。たしかに不整脈の原因として心筋梗塞と関係するケースもあります。しかし、不整脈の原因の多くは心疾患とは関係がないものです。

動悸の原因も?

動悸は、緊張する場面や全力疾走した時に起こるのは当然ですが、それ以外の時に起こると気になるものでしょう。動悸の原因も、その多くはじつは神経性のもので、心疾患とは関係がありません。ただ、階段を上ったときや少し運動をしたときなど、動悸がなかなか収まらず、さらには胸のあたりに痛みや重苦しさを感じたら注意しましょう。不整脈や動悸は人を不安にさせます。不安はストレスとなり、それが心臓発作のリスクを上げることもありえるので、気になる症状がある方は必ず医療機関を受診しましょう。

    

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