足裏は…血流ポンプにも、平衡センサーにも
足裏は第二の心臓

「足を鍛えよう」という時に意識すべきなのは筋肉を増やすことだけではありません。足の機能を向上させることによって、全身の健康も良くなればこんなに良いことはありません。そのために必要なのは足裏への意識です。足の裏は第二の心臓と言われるほど大切な部位なのです。

足裏のポンプ機能が働かないと…

足裏の筋肉はポンプのように血液や老廃物を心臓に向けて押し返しています。足裏の筋肉が硬くなっていると、足裏のポンプが働きません。すると、足に老廃物がたまってむくんだり、血液の循環が悪くなったりして問題が生じます。夏は足にむくみや疲れが出やすい時期です。暑いと体温を下げようと血管が拡張し、血しょう成分が多く浸み出して、細胞組織内の血しょう成分が多くなるからです。

足裏マッサージがおすすめ

足がむくみやすい人には足裏マッサージがおススメです。足裏をマッサージすると、たまっている老廃物を流せて足のむくみがとれるからです。また、冷房などで夏でも身体が冷えている人にもオススメです。足が冷えるのは血流が悪くなっていることが原因で、足裏マッサージにより血流が良くなると、身体の奥から暖かい血液が足裏まで届けられ、足がポカポカと暖かくなります。

足裏にはセンサーの役割も

足裏は平衡感覚を保つためにも大切なところです。足裏にはセンサーのようなものがあり、足もとの地面の情報を瞬時に脳へ送っています。それによって人は無意識にバランス良く立ったり歩いたりできているのです。じつは日常的に靴を履く生活をする前の日本人はとても平衡感覚が優れていました。家の中ではなるべく素足でいるようにして、足裏の感覚を研ぎ澄ますようにしましょう。

    

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