やっぱり気になる 「マスクシンドローム」
マスク着用による体調不良

コロナ禍で気になる症候群は、やはりマスクシンドロームでしょう。ある調査によると、マスク着用による体調不良を約3人に1人が感じています。そして、マスク着用による体調不良の症状が「マスクシンドローム」と呼ばれ始めています。「マスクシンドローム」にはさまざまな症状が含まれますが、なかでも気になる症状は集中力の低下、頭痛、肩こりなどです。

特に気をつけたい点

シンドローム(症候群)なので、起こる原因が1つに絞れるわけではありません。いくつかの原因が絡み合って、体調不良が引き起こされているのです。ただし、そうした原因のなかでも、特に気にかけるべきなのが、「口呼吸」と「表情筋を動かさない」ことです。

浅くて回数が多い呼吸は…要注意

口呼吸では鼻呼吸に比べて半分ぐらいしか酸素を取り込めないため、そのぶん呼吸の回数が増えます。浅い呼吸で回数が多くなり、しっかりとした呼吸ができていないと、自律神経のうちの交感神経が優位になりやすくなり、全身の血流が低下して血液内の酸素が体の隅々まで届きにくい状態になります。これが肩で起きれば肩こりの原因となり、腰で起きれば腰痛の原因に、脳で起こると集中力の低下が起こりやすくなるのです。

表情筋を動かさないと…

表情筋は頭痛への影響が大きいようです。マスクをしていることで顔の表情をあまり動かさないことが習慣化すると、顔の表情筋を形成するいくつかの筋肉にコリが生じます。さらに、そこから周りの顎や首回りの筋肉にコリが生じて、最終的に側頭筋などの頭の筋肉に悪影響が出て頭痛が起こるというメカニズムです。指を使って意識して顔・首・肩の筋肉をほぐすことが有効です。また、マスクを着用していても簡単に行えるのは噛むことで、ガムなどを携帯して定期的にかむ習慣をつけましょう。

    

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