噛む回数を増やすだけで、健康になれる?!

食事を早く済ませようとすると…

コロナ禍ではゆっくりと食事を楽しむことがしづらくなっています。特に周りに人がいる状況では、なるべく短時間で食事を済まそうという意識が働きます。しかし、食事時間が短いことは不健康につながります。一番良くない点は噛む回数が減ってしまうことです。

噛む回数がどんどん減っている

それでなくとも日本人の噛む回数は年々減っています。戦前は噛む回数の平均が1420回だったのに対し、現代では620回にまで減っています。さらに子どもの噛む回数を調べたところ、1口当りの噛む回数が10回以下の子が3分の1もいるほどになっています。良く噛むことによって多くの健康増進効果が期待できるので、意識して噛む回数を増やしましょう。

良く噛むと健康にイイ!

≪消化や吸収を良くする≫
食物はよく噛んで唾液中の酵素と混ぜ合わされると、消化吸収が促進します。例えば、吸収されにくいビタミンCも、吸収量は飲み込んだ時と比べて3倍になります。
≪病気の予防≫
唾液中の酵素には発がん性を弱めるものがあります。また、生活習慣病を引き起こしたり、老化を早める活性酸素も消去します。
≪脳の活性化≫
食物をよく噛むと脳の活動が促進され、子どもの脳の発達や、老化のリハビリに効果があります。
≪免疫をあげる≫
歯ごたえがある食物を噛むことによって、免疫機能が向上します。逆に柔らかい食べ物は、免疫機能を低下させます。
≪骨粗しょう症を予防≫
歯ごたえのある食物をよく噛むと、骨量や骨密度を維持して骨粗しょう化を抑えることが分かっています。

    

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