目と脳を疲れさせる原因 「ブルーライト」
ブルーライトを浴びると

ブルーライトをある一定時間浴びた後は、光の刺激によって視神経のみならず脳も疲れています。そして、脳は疲労していると同時に興奮しています。その状態から神経が落ち着いてリラックスできるまでには相当な時間がかかります。寝る前にスマホやパソコンの操作を避けたほうが良いのはこのためです。

疲れを和らげるために

パソコン作業をせざるを得ない人も多く、眼精疲労は避けて通れない問題です。眼精疲労の回復には、目を温めることとツボマッサージが有効です。目を温めることはリラクゼーション手法として浸透していて、使い捨てホットアイマスクなどが手軽に買えるようになっています。また、「風池」というツボが眼の疲れに効くところで、後頭部の髪の生え際あたりにあります。

参考(実は良く分かっていない) : ブルーライトって何?

私たちが「光」と呼んでいるものは、目で見ることのできる可視光線のことで、その波長はおよそ400〜800nm(ナノメートル)で、400nmより短くなると紫外線、700nmより波長が長くなると赤外線と呼ばれます。青色光であるブルーライトは380〜500nmで、ヒトの目で見られる光のなかで、もっとも波長が短く、強いエネルギーを持っています。そのため、角膜や水晶体で吸収されずに内側の網膜にまで光が到達します。

なぜブルーライトが睡眠に影響するの?

ヒトの目の網膜には、光の色を感知する「錐体(すいたい)」と、暗い所でも明暗を感知する「桿体(かんたい)」という2つの視細胞が存在します。近年、「第3の視細胞」が発見され、それが1日の体内リズムをコントロールする役割を果たしていることが分かってきました。この視細胞は460nmという強いエネルギーを持つ光のみに反応します。つまり、体内リズムはブルーライトの影響を大きく受けているのです。

    

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