睡眠の質を下げているかも… ー脳疲労ー


寝ているのに疲れがとれない

ある程度の時間は寝ているのに疲れがとれない…という人が増えています。その原因の1つとして考えられるのが脳の疲労です。現代社会では体力を使う仕事はどんどん機械に置き換わり、机に座って体を動かさずにする仕事が増えています。身体の疲れよりも脳が疲れている人が多いのです。

脳が疲れていると

脳が疲れると、体が疲れているときと同じ症状が出ることがわかっています。疲れた脳では、交感神経が活性化します。交感神経が優位な状態というのは、リラックスできていない状態、緊張が続く状態です。本来であれば、ぱっちりと目を覚まして、活発に活動するときの脳の状態ということです。この状態のまま眠りについたら、深い眠りに入ることはできません。

睡眠の質が低いと

脳の疲労は眠りが浅く、睡眠の質を下げる原因なのです。ある程度の時間寝ることは必要ですが、それ以上に大切なのは睡眠の質です。質の低い睡眠では脳の疲労を回復させることはできません。そして、脳疲労が睡眠の質を下げると、質の低い睡眠がさらに脳疲労を蓄積させます。その結果、ますます睡眠の質が低下する…という悪循環が起きてしまうのです。

脳疲労をおこす原因

脳疲労の原因の1つが眼精疲労です。眼精疲労は脳の疲れに直結します。ただし、ここで言う眼精疲労とは、単なる目の疲れとは違います。本を長時間読んだ後に目がショボショボしたりするのは、目の疲れです。これは、目を休ませれば治ります。では、眼精疲労とは何かというと、目から入ってくるものによって、脳と神経が疲れることです。目は「露出した脳」と言われるくらい、脳とつながりの強い器官です。視神経から眼球まで脳の一部と言ってもいいくらいなのです。そして、これに大きく関係するのがブルーライトです。

   

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