感染予防に 〜コンタクトよりメガネ〜
無意識に触るのが怖い

マスクは飛沫感染を防ぐためという意識が強いですが、実は接触感染を防ぐ役割もしています。人は無意識に顔を触る頻度が多いので、マスクをすることで、手についたウイルスが口周りにうつるリスクを防いでいるのです。しかし、顔には鼻と口以外に、もう1つ危険な部位があります。

コンタクトに注意

予防を忘れがちなのが目からの感染です。ウイルスは口や鼻の粘膜から感染しますが、目の粘膜である「結膜」からも感染します。そして、目は不快感を伴う症状を引き起こしやすく、触ったり擦ったりしやすいのです。特に、着脱時に目や目の周りに直接触れる機会が多いコンタクト使用者は要注意です。朝に装着する時は手がきれいな状態でしょうが、日中に目の痛みや違和感ある時は、思わず手を洗わずにコンタクトを触るでしょう。コロナ対策を考えると、コンタクトよりもメガネの方がオススメなのです。

メガネは感染リスクを下げる

メガネは飛沫感染にも多少の効果が期待できます。飛沫感染から守るメガネというと、ゴーグルのようなものを思い浮かべるかもしれませんが、飛沫はほぼ直線的に飛ぶので、ごく一般的なメガネやPC用ブルーライトカットメガネなどでもある程度はカバーできます。マスクをしているとメガネが曇りやすく、そのケアを手間に感じる人もいるでしょうが、コンタクトからメガネに切り替えただけで、目からの感染リスクを減らせるのです。

触るクセはどうする?

一番良いのは無意識に顔を触るクセを止めることですが、こうしたクセを止めようとすると、かえって事態は悪化します。単にクセを止めようとするとストレスが増大するのです。対処としては、習慣を置き換える、つまり顔の代わりに何か別の物を触るようにするのがオススメです。

    

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