コリや痛みの出やすい時は・・・体幹を鍛えよう

テレワークで不調な人も

通勤時間がない、自分のペースで仕事ができる、人間関係のストレスが減る、好きなタイミングで休憩がとれるなど、テレワークの在宅勤務を出社するよりもメリットを感じている人も多いでしょう。しかし、テレワークを始めてから、心身面でさまざまな不調を感じている人も多いようです。

4割が疲労を実感

テレワークにおける身体的疲労に関する意識調査によると、テレワークで疲労が蓄積していると感じる人は約4割にものぼります。現状ではテレワークでできる仕事は限られていて、PC作業など座ったまま行なう作業がほとんどです。長時間椅子に座りっぱなしの状態では、筋肉が緊張して血流が悪くなり、コリや痛みの原因になります。また、自宅の椅子やテーブルはパソコン作業をする高さに適していないことが多く、自然と姿勢が悪くなります。

首が前に出る姿勢が良くない

特に問題なのは、モニターの位置が低い位置にあり、背中が丸まって首が前に出る状態です。そのような状態で首に負担をかけ続けると、7つの骨でS字カーブを描いている首の骨が、まっすぐな状態に、いわゆるストレートネックになってしまいます。当初は首や肩がこるだけですが、症状が悪化すると首や肩以外にも悪影響がでます。緊張性の頭痛やめまい、吐き気などを感じたり、手や腕のしびれといった症状がでたりします。

体幹を鍛えよう

首、肩、腰などに影響がでないために、鍛えたいのは体幹です。座り方に気をつけるだけでも体幹トレーニングを行なうことは可能です。座る際に背もたれに背中をつけず、お腹と腰のあたりに力を入れて、胸を張った姿勢をキープします。骨盤が立っているのを意識して、お腹の力が抜けないように座りましょう。ただし、最初からこれをきちんと行なうのは難しいので、初心者にオススメなのはバランスボールです。座っているだけで体幹を鍛えられるので、椅子の代わりに短時間でも使ってみましょう。

   

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