健康的にはオススメできない・・・タピオカティー
タピオカの原料

今年流行した飲み物といえばなんと言ってもタピオカです。しかし、流行しているわりには「タピオカ」が何でできているかを意識した人は少ないかもしれません。実はキャッサバという南米原産のイモの一種が原料です。

タピオカ:炭水化物で糖質

キャッサバの根茎から摂ったでんぷんを水で溶いて加熱し、そこから加工されて、よく目にする粒状のタピオカとなります。炭水化物が大半を占めるので他の栄養素はほとんど含まれていない上に、タピオカに多く含まれるのは糖質です。糖質は砂糖をはじめとした甘いものだけでなく、ご飯やイモに含まれるデンプンにも多く含まれているのです。

かなりの高カロリー

タピオカ自体は茹でた状態で100gあたり62kcalです。しかしタピオカ単体で口にすることはあまりなく、一般的によく飲まれているタピオカミルクティーの場合、ミルクティーにも多くの砂糖が含まれるので300〜400kcal、かなりの高カロリー食品なのです。ちなみに、タピオカの次に流行りだしているのはバナナジュースです。栄養価が高いために健康意識の高い人のニーズをつかんでいるようです。

栄養価の高いバナナ

バナナには多くのビタミンとミネラルも含まれます。特に豊富に含まれているのがカリウムで、中くらいのバナナ1本に1日のカリウム推奨摂取量のおよそ8分の1が入っています。カリウムが足りないと高血圧、腎結石、筋肉のけいれんなどのリスクがあがります。また、食物繊維も豊富なので満腹感が続いて、糖分の消化もゆっくりとなります。タピオカと比べてバナナはずいぶんと健康的なのです。

    

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